こんにちは!やまだ歯科です。

今回は、歯科医院で撮影するレントゲンについてお話しします。
歯科治療を受けたことがある方なら、レントゲン撮影を経験したことがあるかもしれません。

レントゲンは、安全で正確な治療を行うために欠かせない診断ツールです。
しかし、「レントゲンって本当に必要なの?」「身体への影響は大丈夫?」と疑問に思う方もいらっしゃるでしょう。

この記事では、歯科医院で使用されるレントゲンの安全性や種類、その必要性についてわかりやすく解説します。

目次

1.レントゲンの安全性は?
2.歯科で使われるレントゲンの種類
3.レントゲンはなぜ必要?
4.まとめ

  1. レントゲンの安全性は?

歯科医院で使用されるレントゲンは、X線という放射線を利用しています。
「放射線」と聞くと、身体への影響が心配になるかもしれませんが、実は私たちは日常生活でも自然から放射線を受けています。

例えば、宇宙や大地、食べ物からも微量の放射線を浴びていますし、飛行機に乗ると地上よりも多くの放射線にさらされます。
歯科医院で撮影するレントゲンの放射線量は、これらの自然放射線と比べても非常に少なく、人体に影響を与えるレベルではありません。

さらに、歯科医院では撮影時に防護衣を着用し、撮影部位も口周辺に限定されるため、妊婦さんや胎児への影響もほとんどありません。
安心して受診してくださいね。

  1. 歯科で使われるレントゲンの種類

歯科医院で使用されるレントゲンには、主に以下の3種類があります。

2.1 パノラマ

パノラマは、お口全体を一度に撮影する方法です。
すべての歯の状態や、歯を支える骨の量、顎関節の状態、上顎洞(鼻の横にある空洞)の様子などを確認できます。

特に、大きな虫歯の有無や親知らずの生え方、歯の生え変わりなど、お口全体の状態を把握するのに役立ちます。
治療前の検査や診断に欠かせない重要なツールです。

2.2 デンタル

デンタルは、特定の歯や部位を詳細に撮影する方法です。
小さなフィルムをお口の中に入れて撮影するため、2~3本の歯を精密に映し出せます。

虫歯の大きさや詰め物・被せ物の状態、歯の根の炎症などを詳しく確認できます。
特に、歯の神経の治療では、治療の進行状況を確認するために何度か撮影することがあります。

2.3 CT

CTは、お口の中を立体的に撮影する方法です。
パノラマやデンタルでは平面しか確認できない部分も、CTを使えば骨の厚みや神経・血管の位置まで詳細に把握できます。

インプラント治療や親知らずの抜歯、歯の神経の治療など、精密な診断が必要な場合に活用されます。

  1. レントゲンはなぜ必要?

レントゲンは、安全で正確な治療を行うために不可欠な情報を提供してくれます。
例えば、目で見えない部分の虫歯や骨の状態、歯の根の炎症などを確認するためには、レントゲンが欠かせません。

初診時にはお口全体の状態を把握するためにパノラマを撮影し、必要に応じてデンタルやCTを追加します。
また、お口の状態は時間とともに変化するため、定期的な検査でもレントゲンが役立ちます。

レントゲンは、適切なタイミングで必要な枚数だけ撮影されますので、安心してください。

  1. まとめ

歯科医院でのレントゲン撮影は、安全で正確な治療を行うための重要なツールです。
放射線量は非常に少なく、身体への影響はほとんどありません。

パノラマ、デンタル、CTなど、それぞれのレントゲンには役割があり、治療計画や経過観察に役立ちます。
「なぜレントゲンが必要なのか?」「どんな情報が得られるのか?」など、疑問があれば遠慮なくスタッフにご相談ください。

安心して治療を受けていただけるよう、私たちも丁寧に説明させていただきます。