やまだ歯科ブログ

こんにちは!大和小泉のやまだ歯科です。
今回は、歯を失う主な原因についてお話しします。
歯を失う原因として挙げられるのは、「むし歯」「歯周病」「歯の破折」の3つです。
では、最も多い原因は何だと思いますか?

正解は……

1位:歯周病
2位:むし歯
3位:歯の破折
なんと、歯周病が1位なんです!
それぞれの原因について詳しく解説しますので、ぜひ参考にしてください。

目次

  1. 1位:歯周病
  2. 2位:むし歯
  3. 3位:歯の破折

    1位:歯周病
    歯周病は、30代を超えると発症リスクが高まる病気で、国民の約80%がかかっていると言われる「国民病」です。2001年には、「世界で最も蔓延した感染症」としてギネス世界記録にも認定されました。
    歯周病は、歯周病菌によるお口の中の感染症です。むし歯と違って痛みや自覚症状がほとんどないため、気づかないうちに進行してしまうのが特徴です。進行すると、歯ぐきから出血したり、歯を支える骨が溶けて歯がグラグラになり、最終的には歯を失うこともあります。
    歯周病の予防法

    • 丁寧なブラッシング:ご家庭での毎日のケアが基本です。
    • 定期的な歯科医院でのクリーニング:歯ブラシでは取りきれない汚れや歯石を除去します。
      歯周病は早期発見・早期治療が大切です。定期的な検診でお口の状態をチェックしましょう!

    2位:むし歯
    2位はむし歯です。1位だと思っていた方も多いのではないでしょうか?
    むし歯が原因で抜歯になるケースは、かなり進行した状態で、かつ神経を取った歯が多いです。むし歯も、むし歯菌による感染症です。初期のうちはしみる・痛むなどの症状がありますが、神経を取ると痛みを感じにくくなります。
    また、治療した歯は汚れがたまりやすく、むし歯が再発しやすいため注意が必要です。むし歯治療を繰り返すと、歯の量が減り、最終的には抜歯が必要になることもあります。
    むし歯の予防法

    • 食生活の改善:間食の回数を減らし、甘い飲み物を控える。
    • 定期的な検診:むし歯の早期発見・早期治療が重要です。
      むし歯は、症状が出る前に予防することが一番です!

    3位:歯の破折
    3位は、歯の破折(歯が割れる・欠けるなど)です。特に、神経を取った歯は強度が弱くなるため、ヒビが入りやすくなります。
    また、歯ぎしりや食いしばりなどの強い力が歯に加わることも、破折の大きな原因です。歯ぎしりや食いしばりの力は、体重の2~3倍にもなるため、歯に大きな負担がかかります。まれに、健康な歯が真っ二つに割れてしまうこともあり、その場合は抜歯が必要になることもあります。
    歯の破折を防ぐ対策

    • マウスピースの使用:夜間にマウスピースを装着することで、歯を守ることができます。
    • 歯科医院での定期的なチェック:歯にヒビが入っていないか、早期に発見することが大切です。

    まとめ
    歯を失う原因の1位は「歯周病」、2位は「むし歯」、3位は「歯の破折」です。それぞれの原因に応じた予防法を実践し、定期的な歯科検診を受けることで、歯を長く健康に保つことができます。
    やまだ歯科では、患者さん一人ひとりに合った予防法や治療法をご提案しています。気になることがあれば、お気軽にご相談ください!