こんにちは!
今回は、お子さんの「口呼吸」が体に及ぼす悪影響についてお話しします。
現代のお子さんの約9割が口呼吸だと言われていますが、実はこれが歯並びや全身の健康に大きな影響を与えることがあります。
なぜ口呼吸が問題なのか、どのような悪影響があるのか、詳しく解説します!
目次
- 口呼吸とは?
- お子さんが口呼吸かどうかチェックする方法
- 口呼吸が歯並びに与える影響
- 口呼吸が全身に及ぼす悪影響
- 口呼吸を改善するために
- まとめ
- 口呼吸とは?
本来、呼吸は鼻で行うべきものです。鼻は呼吸に適した器官であり、口は食べ物を摂取するための器官です。
しかし、口呼吸は楽に感じるため、鼻ではなく口で呼吸をする習慣がついてしまうことがあります。 - お子さんが口呼吸かどうかチェックする方法
お子さんが口呼吸かどうかを確認するには、以下のポイントをチェックしてみてください。
- 集中している時:勉強中やテレビを見ている時に口が開いていないか
- 寝ている時:寝ている時に口が開いていないか
また、以下のような症状がある場合も、口呼吸の可能性が高いです。 - 食事の際にクチャクチャ音を立てる
- 朝起きた時にノドがヒリヒリする
- 唇が乾いている
- 歯並びが悪い
- 口呼吸が歯並びに与える影響
口呼吸は、歯並びに悪影響を及ぼします。その主な原因は「舌の位置」です。
舌の正しい位置とは?
舌の正しい位置は、上アゴにピッタリとくっついている状態です。
この状態が続くと、上アゴが広がり、永久歯がきれいに並ぶためのスペースが確保されます。
口呼吸による舌の位置の変化
口呼吸をしていると、舌が下がった状態になり、上アゴが狭くなります。
その結果、歯並びが悪くなり、出っ歯や受け口などの原因となることがあります。 - 口呼吸が全身に及ぼす悪影響
口呼吸は、歯並びだけでなく、全身の健康にも悪影響を及ぼします。
- 風邪をひきやすくなる
- 虫歯や歯周病のリスクが高まる
- 口臭の原因になる
- 睡眠時無呼吸症候群やいびきの原因になる
- 免疫機能の低下:アトピーやぜん息、アレルギーのリスクが高まる
- 姿勢が悪くなる:猫背になりやすい
鼻呼吸のメリット
鼻には、空気中のほこりや細菌、ウイルスなどをフィルターする機能があります。
鼻呼吸をすることで、これらの有害物質を除去し、きれいな空気を肺に送ることができます。
一方、口呼吸では、これらの有害物質が直接のどや肺に入り込み、健康に悪影響を与えます。
- 口呼吸を改善するために
口呼吸の改善は、大人になってからでは難しくなります。
お子さんのうちに正しい鼻呼吸の習慣を身につけることが大切です。
具体的な対策
- 舌の位置を意識する:舌を上アゴにつける練習をする
- 口周りの筋肉を鍛える:あいうべ体操などを行う
- 歯科医院での指導を受ける:矯正治療や呼吸法のアドバイスを受ける
- まとめ
口呼吸は、お子さんの歯並びや全身の健康に大きな影響を与えます。
正しい鼻呼吸の習慣を身につけることは、お子さんにとって一生の宝物となるでしょう。
当院では、お子さんの矯正治療を通じて、正しい鼻呼吸や舌の位置を習得するお手伝いをしています。
少しでも気になることがあれば、ぜひ一度ご相談ください!